
ten
@ten_karatsu
2026年6月20日
悲しい話は今はおしまい
小沼理
同じ棚には、私が好きな書き手によるクイアの研究書や入門書が並んでいた。誰もが基礎的な知識を学べる入門書や、議論を深めるための専門的な知識が記された研究書と並んでいるのは、気が引き締まった。
でも、なんだろう。自分の本が、ひどく場違いに思える。フォーマルな服装でなければいけない場に、スウェットで来てしまった人みたいに見える。
「そこなのか?」と思ってしまう。
私は研究書でも入門書でもなく、ただ自分の日常を書いていたつもりだった。
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