

ten
@ten_karatsu
唐津の小さな新刊書店
- 2026年8月25日
- 2026年8月24日
名前のないカフェ (新潮クレスト・ブックス)ローベルト・ゼーターラー,浅井晶子人は年を取る。惨めなもんよね。昔綺麗だった人ほど、年を取るのは辛いものよ。落差が激しいから。でも美貌の代わりに性格で勝負してきたとか、料理ができるとか、そういう人にとってはまた別。もしかしたら、一度も綺麗だったことがない人間のほうが、死ぬのも楽かもしれないわねえ。 p38 - 2026年8月23日
- 2026年8月22日
シュナの旅宮崎駿それでも 人々は ささやかな収穫に 感謝して生き…… くち果てるまで 働いて 死んでいく…… なんて 悲しく 貧しい 人生だろう なんて 美しく 無慈悲な 自然だろう 少年の名はシュナ やがてこの王国を父から受け継ぐべき者 だった - 2026年8月21日
星降る庭、愛の音ラムズデール昌栄星は何も、運命を決めるものではない。むしろ、運命に耳を澄ませるための楽器であり音のようなもの。それを奏でるのは、わたし自身だ。どんな感情を選び、どんな風景を愛し、どんな言葉を使って自分を生きるか 星はただ、静かに背中を押してくれる。 p13 - 2026年8月20日
世界のエリートが学んでいる数学的思考法マーカス・デュ・ソートイ,大野和基なお、本書で扱う「数学的思考法」は計算をもとに答えを導くことではなく、頭を使って考えることを何よりも重視しています。そのため、本書には数式も計算も一切登場しません。ですから、「私は文系で、数学は苦手だった」「学校で習った公式も覚えていないし、計算も得意じゃなかった」と、数学自体に苦手意識を持っている方にこそ読んでいただきたいのです。 p5 - 2026年8月19日
- 2026年8月18日
パパ・ユーア クレイジーウィリアム・サローヤン,伊丹十三「父さん、世界を理解するって、どんなことなの?」 「そう。私はお前に教えてやりたいと思うよ。だけどね、実をいうとね、それは誰も他の人に教えることのできないようなことなんだ。 父親が息子に教えることすらできないんだ。 自分でそれを見つけた時にお前にも判るだろうよ。 必ずお前には判るよ。 それはこの世で一番素晴しいことなんだ」 p58 『葡萄』 - 2026年8月17日
- 2026年8月16日
朝のピアノ 或る美学者の『愛と生の日記』キム・ジニョン,小笠原藤子入院する朝、ベランダでコーヒーを飲み、こっそりタバコを一本吸う。美味しい。景色は曇っている。人々は駅に急ぎ足で向かう。世界の日常は無事だ。その無事の中にファクトが存在する。ファクトとは厳酷な刃。正確で冷酷だ。この刃の無情さにわたしは記録を挑む。記録は愛である。愛は希望である。ふと青いバスが風景の中に入り込み、停留所に停まる。それから去っていく。『カフカの日記』が正解だ。 「あらゆるものは来ては去り、また来る」 p56 - 2026年8月15日
- 2026年8月15日
- 2026年8月14日
新・東海道五十三次武田泰淳男がしっかりとハンドルをにぎり、女性がやさしく寄りそうようにして、助手席に坐っている。 それでこそ、男性のたのもしさ、それに協力するオンナの可愛らしさが感得できるのである。 私どものように、走らせたり乗せたりする厳然たる指導者は妻であり、ただただ走らせてもらい乗せてもらう、手も足も出ない同乗者が夫である場合、男女の地位はさかさまになり、世の秩序は乱れてくるのではあるまいか。 p7 - 2026年8月13日
ブッダ(全12巻セット)手塚治虫人間の心はほしいもののためにいつも燃えている! そうするとそのために 泣いたり おこったり なやんだりする それは消すことができる! 目をつむるように心を閉じるのだ そうすれば なんにも考えず自分というものさえ忘れるのです いっさいを忘れるのです! そうすれば迷いやなやみもなくなって かえって苦しみがとれ おまけにこの自然にとけこむことができるのです! - 2026年8月12日
わたしの知らない子どもたち西川美和その子たちとの毎日は、ひどい生活だったと思うけど、行くあてのなくなった私には、真っ暗な中に灯った小さなランプのような、あたたかい居場所でした。みるみる新しくなる世界の明るさが私たちから見ればしらじらしくて、誘われても、戻りたい場所とは思えなかったのです。 - 2026年8月11日
反戦ZINEgasi editorial世界中で人の命が奪われ続けている。日本は今、戦争ができる国へと近づいている。そんな中、戦争反対の声がひろがっている。大勢で、ひとりで。暮らす地域で、自分にできるかたちで。模索しながら声を上げる人がたくさんいる。戦争をするな。人の命や尊厳を奪うな。2026年夏、「反戦」する人々の行動とことばを1冊に残す。 - 2026年8月10日
せんそうって八木咲,永井玲衣この本はうまくいっていないだろう。あまりに穴だらけで、途上だ。下手したら、立派な外套を着込んでいるかもしれない。 それでもどっこい本を出してしまう。しかもこの不景気に。この戦時下に。それは、それでもひとはとりあえず生きていくみたいなことに近い気もする。 p195 - 2026年8月9日
作文小山田浩子ぼくのおじいちゃんは戦争で兵隊になって南方に行きました。南方は日本よりずっと温かいので、カやハエや人食いバッタのようないやな虫がたくさんいました。血を出したり死んでしまったりした人は虫が止まって真っ黒になっていてこわかったそうです。それはとてもいやだなあとぼくもこわい気持ちになりました。 p3 - 2026年8月8日
空海読んだら、人生変わった渡辺祐真空海は、ありのままでいながら、それでいて仏スケールに思考を成長させるための考え方や修行を、たくさん準備してくれた。出家する必要はなく、誰でも、今この身体のままで、すぐに仏スケールになれるという。 「そんな美味しい話があるのか!」と、怪しみながらも、私は空海に惹かれ、空海を読み、夢中になった。その結果、大げさに言えば人生が変わった。 - 2026年8月7日
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