
雅
@miyabi_
2026年6月18日
猫はしっぽでしゃべる
田尻久子
読み終わった
地元のまさに橙書店のような小さな本屋さんでこの本を見つけた。それまで、橙書店の存在も知らなかったが、『猫はしっぽでしゃべる』という背表紙が目に止まり手に取った。
当たり前であることが当たり前でないこと、をいろいろな角度から考えさせられるエッセイだった。
震災前後を跨いでこの本を書き上げられたそうだが、それ前後で本当になんとなく文章の雰囲気が異なるように感じる。以前は、書きたいことを書きたいように勢いがあるものだった(書き始めだから気分が乗っていたのかも)が、以降は、それこそ一語一句選ぶような、慎重にゆっくり書かれたように読んでいて感じた。
こういう思いで書店をやられてる人、町と関わって生きている人がいる、震災を経験した人がいる、この本を手に取らなければ知ることのできなかった誰かの日常があった。読んでよかった。
