
阿部義彦
@xtc1961ymo
2026年6月20日

飛ぶ孔雀
山尾悠子
読み終わった
最近ようやく知って、少しずつハマっている山尾悠子さんの代表作で、この作品で泉鏡花賞を取りました。選考委員の金井美恵子さんも絶賛。これは、もう筋を追って整合性を問うことは、ほぼ無意味にも思える読書体験。とある世界での不思議な儀式と孔雀と大蛇の物語。ひたすら流される様に、イメージの奔流を味わいました。言語化が難しいが、蜘蛛の巣の糸を紡ぐように、ぼんやりとしなって、時には切れてしまう様な、淡い結び付きで、人間の性別も呼び名もそしてその主体さえも同一性は保証されない世界。一部と二部は、鏡によってか、反転されたネガとポジの様にも見える。瞠目したとしか言えない。小説に筋書きの一貫性を求めるばかりの頭では、とても理解出来ないたぐいの小説。









