
チョコ次郎の夏
@CircusInMyHead
2026年6月20日

ふと思い出した
『象徴的地平の外を示すラカンのS(“打ち消しの/に”A)』をまず受け止めたのは、哲学というよりむしろ文学であったと言っていい。
女性の享楽について語るのに、ラカン自身でさえベルニーニの聖女テレサの像(筆者強調点)を持ち出しているくらいだ。指し示すことはできても、そこはどのようなものなのかを言葉で表現するのは非常に困難で、せいぜいそれができるのは言語の重力圏から脱するほど過熱して旋回する意識を持ち合わせてしまった一握りの作家だけだ。その一人がマルグリット・デュラスである。』
(探究:性/愛はいかにして可能か―エロスの問いを探究する 後藤浩子、237頁)


