ぴよみ "死にがいを求めて生きているの" 2026年6月20日

ぴよみ
ぴよみ
@erim_0521
2026年6月20日
死にがいを求めて生きているの
★★★★★ 「俺は死ぬまでの時間に役割が欲しいだけなんだよ。死ぬまでの時間を、生きていい時間にしたいだけなんだ。」 「他者や世間の平均値からの差異でしか自分の輪郭を感知できない人間の弱さ。外から順位づけや評価をされる機会が全くなくなると、自分で自分の意義や価値を見出していかなくてはならない。」 「ありのままの自分でいい」――。 これまで何度も耳にしてきた言葉であり、自分自身にもそう言い聞かせてきた。 けれど、そもそも「ありのままの自分」とは何なのだろう。正直なところ、今もよくわからない。 SNSを開けば、何かに一生懸命取り組んでいる人や、充実した毎日を送っている人たちが目に入る。 そんな姿を見るたびに、「自分は頑張れていない」「自分は何もしていない」と感じてしまう。 本作を読んでいて何度も考えた。 私たちは「自分らしく生きよう」と言われる一方で、「自分の価値」や「生きる意味」を見つけることも求められている。 そして、それを見つけられていない人は、どこか「何者でもない人」のように扱われてしまう。 では、その価値や意味は誰のために必要なのだろう。 本当に自分のためなのか。それとも、他者や社会に対して自分の存在意義を証明するためなのか。 競争や序列、露骨な対立がなくなれば、もっと生きやすい社会になるはずだと思っていた。 しかし実際には、「好きなことを見つけよう」「自分らしく輝こう」「人生を充実させよう」という新しい価値観が生まれ、その価値観にさえ息苦しさを感じてしまう。
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