死にがいを求めて生きているの

27件の記録
- やよい@yyi_8182025年3月20日読み終わった読了。 生きる意味や存在価値を探し出して縋る姿が自分に重なってすこし苦しい。ありのままでいい、生きるだけでいいと思える日は来るのか。 あとやっぱり螺旋シリーズ、面白い。伏線がいっぱいで回収しきれない。他の作品も読みたい。
- 柴犬@storyseller2025年3月19日読み終わった「ただ、大切なのは、その、人と競ったり対立する気持ちっていうのが、その人自身や他者を傷つけることに向かないことなのかなって」 誰かから何か指摘されれば全部、自分が勝手に理想としている“男”に達していない自分への嫌味だと捉えて、女のお前にはわからないだろうって自滅していく。男とか女とかじゃなくて別の人間同士なんだから、それぞれ別の辛さがあって、比較なんてできないのに。
- りゅーいち@ryumachi32025年3月8日読んでる小説を書きたいなーと思いながら朝井リョウさんの本を読んでると、風景描写とか、比喩とか、味わい深い文章がたくさんあることに気づく。ストーリーも今どんどん面白くなってきたところ。楽しいなー。
- ゆ@y_uk_a2025年3月6日読み終わったこんなに豊かな社会に生まれて生きづらさを感じてるって贅沢で情けないと思ってたけど、そうじゃなかった 多様性を認められるからこそ、自分の物差しが必要ででもそんなもの持ってなくて、内側から腐っていく、目に見えない傷ができる 朝井リョウはもやもやを言語化して指してくるから町田その子とか原田マハとか青山美智子で癒さないと
- core_@core_2025年1月30日読み終わった20時ぐらいに読み始めて、明け方4時ぐらいに読み終わった。すごく鋭利で、大切なことを投げかけている気がするが、物語の展開に気圧されて取りこぼしてしまったような気もする。それでも、知らぬ間に自分の中に沈澱していることを祈る。
- haku@itllme2024年9月5日かつて読んだ小説のタイトルに"死"があるのに惹かれて手に取ったと言われたら惹かれるかもしれないけれど、タイトルに惹かれて私はこの本を手に取った。 1番印象的なのはやはり この物語の主人公である "堀北雄介" 久しぶりに忘れがたい登場人物に出逢ったと感じてる。 自分だけができること、他者から認めてもらえるのものを追い続けた彼の姿はどうしても自分と重なった。 大学生編で雄介が革命家大学生のグループから外された時はまるで自分がされたかのように感じた。 革命家グループを抜け、軍隊にいくと言った韓国人留学生、あの女学生。 それぞれが追い続けた"オンリーワン"なんでないことに気づいていく。 それが現実でそれがおそらくこの社会で幸せに生きていく方法なのかもしれない。 雄介は最後まで追い続けた人だった。 騙されてもそれを知りながら。 自分の可能性を信じて。 ありのままで。 この言葉を多分ずっと信じてたんだと思う この本に出てくる人は自分が現実に気づいた途端に雄介から離れていってしまうけれど、多分それは全然違う人間としてみてるのではなくて過去の自分を重ね合わせて、ここまではならなかったと安心しているだけだと思った。 雄介の性格や問題ではない部分の方が多い誰もがなり得る姿、この時代において。 朝井リョウさんは特別付録のところで 今の時代への言葉を書いていた。 『誰もがありのままでいいと叫ばれる時代に生きながら自分を誰かと比べ続けてしまう苦しみ、自分で自分の意義や価値をジャッジし続ける行為は、心の内側から腐っていくというか、外から見ても傷の在り処がよくわからないんですよね。だから、若者が吐露する辛さは時に、甘えのようにも見えてしまう。』 私は堀北雄介に自分を重ねながら 作者からの寄り添いとだからといってこの時代から逃げられるわけではない、参加するしかないという激励のようなものを受けた気がする。 多分この本はまた読み返すと思う。