"魔性の子 十二国記" 2026年6月20日

房
@tortaparadiso
2026年6月20日
魔性の子 十二国記
十二国記は友人から薦められていたが、ついに私も入国することとなった。 Twitterでの布教情報を参考にして『魔性の子』から読み始めることに。 以下ネタバレしまくります 母校の男子校へ教育実習にきた主人公・広瀬が 担当クラスの生徒「高里」へ興味を持つことから始まる ホラーとしらなかったので、途中から繰り広げられる惨憺たる展開にうわ〜となりつつ、 章末に描かれる異形のもの?の目撃談がだんだん解像度をあげて描かれて物語が進んでいくのが巧妙でとても映像的に面白かった 最初はなんのこっちゃ?と首を傾げながら読んでいるんだけど、 読み進めていくうちになるほど〜!となっていくんですね。 高里の《なにものでもない》感、異邦人であることの自覚があるようなないような言語化できないあわいの描写が上手いと言うか (だれにも興味を持てない感じ) まあこれは広瀬が主人公であるから当たり前なんだけど… でも高里が広瀬には心を開いてるというか、懐いてる様子はちょっとグッときてしまいますね。 広瀬が生理的な嫌悪感を坂田に抱く様子なんかもとてもいい。広瀬のエゴもしっかり描かれているのが綺麗事だけじゃなくていいな〜 ファンタジーとホラーと人間ドラマが同時に読めるって最高。 後藤先生が人間のエゴを隠さない感じも、老成していてかっこいいと思った。 橋上くんと十時先生、この3人が物語の中で救いになっていて、私はこの3人が大好きになりましたね。死なないでくれて嬉しい。 と言うわけでとても面白かった。月の影 影の海を読むぞ〜 広瀬は大人だけどこどもで可哀想なのでどこかで救済されてほしい…
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