

講房
@tortaparadiso
- 2025年4月18日ジジイの文房具沢野ひとし読み終わった沢野ひとしさんの『ジジイの〜』シリーズ3冊目。 仕事道具である“文房具”という題材のためか 前二冊より文章に執着の色を濃く感じるのは気のせいだろうか。 佐野洋子さんとのエピソード 軽井沢の別荘の話など、引き込まれる語り口についついページをめくる指が止まらない。 全体を通して「ジジイは〜すべし」「ジジイは〜あるべき」と語られている様が なんだかいぶし銀を感じでかっこいいなぁと思う。 電子辞書のエピソードを読んで、やはり勉強家は思考がちがうなと己の怠惰さを嘆きました。 今回もさっくりじっくり、 好みのエッセイで楽しく読了。
- 2025年4月15日この星で生きる理由佐治晴夫かつて読んだまず装丁が最高。なので電子ではなく本で手にして欲しい ぜひカバーめくってください。 本文の印刷が、宇宙のそら色のインクで印刷されていて それだけでこの本のデザイナーさんのまなざしが愛おしい。挿絵も素敵です プレゼントにも喜ばれるだろうな〜 内容は、佐治晴夫先生が東急線情報誌『SALUS』に寄稿していたエッセイなのだが 編年ではなくジャンルで章を分けているので どこから読んでも大丈夫な仕様になっている。 ふと寝る前などに読みたいところを開いて 一章読んでみる、みたいな読書にも向いている本だなと。 音楽が好きな人にオススメ
- 2025年4月15日クモの糸でバイオリン大崎茂芳かつて読んだ今までクモに特別な感情はなかったけど(益虫なので見つけても駆除しない、程度) とてもクモに愛着が湧いてしまった。 蜘蛛の糸の素材としての有益性のすごさは理解できたけど、実用性がないのが残念…いつかそれが可能になる研究が進めばいいのになぁ!と感じた。 著者の大﨑先生、研究のためにバイオリンを習って弾けるようになられたのだが ご自身が賢いので『バイオリンの弾き方』を理屈で捉えようとする。 初心者が上手くバイオリンを弾けない理由を言語化してくださっているので この本はバイオリン初心者が楽器の理解を深めるのに読むのにも一助になるなぁととても感心した。 理系の研究者が書く文章ってとっても読みやすい。
- 2025年4月15日安西水丸 東京ハイキング安西水丸かつて読んだ安西水丸の目を通したイラストと俳句で描き綴る東京散歩ブック。 東京をぶらりと彷徨いたくなる一冊。 サクッとさらりと読めて、物理的にも内容的にもいい軽さの本。
- 2025年4月12日ジジイの台所沢野ひとしかつて読んだ沢野さんの台所まわりのエッセイ。 個人的に【さすらいの悠々自適鍋】の章にて記される白系統食文化には首がもげるほど頷いた。 鍋はシンプルな素材で統一して 香味野菜などを入れてごった煮にするのは良くない(トマト煮など味の濃い煮込みにするときはめちゃくちゃ美味しいのだけど) 水炊きのようなシンプルな鍋をするときは白い食材だけに絞ったほうがよどみがなくて美味しいと常々思っていたので 沢野さん、文章にしてくれてありがとう!と思った。
- 2025年4月12日ジジイの片づけ沢野ひとしかつて読んだ『本の雑誌』沢野ひとしさんによる生活へのまなざし溢れたエッセイ。 部屋が散らかり放題の我が身を恥じる。 この世には部屋が綺麗な人間と汚い人間の二種類しかいません。 本を読んですぐ、沢野さんの真似をしてラジオ体操など始めてみた記憶があるが 2週間くらいしかもたなかったな…
- 2025年4月11日古くてあたらしい仕事島田潤一郎かつて読んだこんな誠実さをもてたらどんなに自分のことを好きになれるだろう。 島田さんの、難しい言葉は何一つ使っていないのに全てを言いはめてくれる言語化のすごさ。 感動しすぎて 友達3名ほどににお中元として配り、 貸した友人も100%ご自分で買い直していた。 日本語わかる人は全員読んで
- 2025年4月11日
- 2025年4月11日森のうた岩城宏之かつて読んだきったねえ『のだめカンタービレ』。 昔の大学生の破天荒エピソードって本当に熱量がすごいよな〜 腹の底から笑えるし、そして苦笑いしてしまう。 時代の大きなエネルギーを感じて元気になれるし、 オーケストラの描写が素晴らしくて最後は畳み掛けるように読まされてしまった 編集さんの素晴らしいお力添えあってこその名著なんだろうなぁ
- 2025年4月11日ミライの源氏物語山崎ナオコーラかつて読んだ『光る君へ』の放送開始前に読んだ気がする。 源氏物語エッセイ。 ナオコーラさんの眼差しが誠実でグッと来た。 そして自分も常にアップデートし続けなくてはいけないなぁと身につまされた一冊 学生の頃楽しんでいた作品が、自分の感覚が老化(&倫理観の更新)したことにより読めなくなる現象について言語化していただけたような、とてもスッキリした覚えがある
- 2025年4月11日
- 2025年4月10日いい音がする文章高橋久美子読み終わった小気味良いテンポで語られる文章術。読みやすいリズムで心地よい読書体験だった 章ごとに紙の色やフォント、用紙を変えるというブックデザインで視覚的にも切り替わって楽しい。
- 2025年3月29日ののはな通信三浦しをん読み終わった一章のハイライトというべき展開があり、心が酷く揺さぶられる。でもまだ残りの頁があと9割以上残っていることに絶望感を覚えた。 表紙の可愛らしさに騙されて読み始めるとえらいめにあう 私は月魚から三浦しをんに入った人間なので すごく面白かった
- 2025年3月28日ヤクザときどきピアノ鈴木智彦読み終わった『高橋源一郎の飛ぶ教室』での紹介で居ても立っても居られなくなり即ポチ&即読了 ルポライターの真に迫りつつふざけた語り口に惹き込まれて次々ページをめくってしまう。 引き合いに出すエピソードがぶっ飛んでるので “ピアノのレッスン”と“ヤクザ雑誌の編集”という温度差ありすぎマッチングの妙が笑いを誘いすぎる。本当にピアノがお好きなんだろうな ピアノ史にも言及されていて一筋縄の「レッスンエッセイ」ではない。 読後感良すぎて中毒になりそう 私もレイコ先生のようなピアノ講師に巡り会いたい
- 2024年7月26日
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