
いわみほ
@1ho_2ho_3ho
2026年6月21日
君の不在の夜を歩く
窪美澄
読み終わった
感想
図書館本
2026年6月読了本
〈菜乃子が死んだってよ〉という文章から始まる。高校の同級生5人。それぞれの視点で菜乃子との思い出が語られる。LINEグループがあるから高校生の頃から5人で仲良しかと思いきや、それぞれの思惑は違ってた。関係性ってそんな単純なものじゃない。菜乃子は30代後半から歳をとらないけれど、他の4人は当然のことながら歳を重ねる。そして苦しい経験もしながらも生き続ける。少しずつ菜乃子のことを思い出す頻度は少なくなっていく。それでも菜乃子のことは、忘れられない存在であることは変わりない。5人の心の揺れに心がギュッとなる。
悲しみの中にも人は少しずつ回復していく力があること、自分の人生をなんとか遂げようとする力があることに柔らかな光を感じた。純粋で美しい物語。

