
たまご
@reading-egg
2026年6月20日

羊と鋼の森
宮下奈都
読み終わった
「どんなに状態の悪いピアノでも、調律を依頼するということは、これからまた弾こうとしているということだ。希望があるということだ。」
ああ、いいな。これからのための仕事っていいな。
いや、仕事ってそういうものか。新たな視点だった。
世界に音が溶けていて、ピアノの一音一音は、その中のある音を座標のように掬い出している。たくさんある星の中から、星座を置くように。この世界観、好きだなぁ。
和音ちゃんも由仁ちゃんも、すごい。いい音って分かること、その音がどこまで飛ぶのか分かること、周りに人がいるいないで音の届き方が変わること。私にはよくわからない世界だ。外村さんも、すごい。あんなにずっと音を追い求められること、それが才能だと思った。
船を編む、もそうだったけど、知らない職業の物語って面白いよなあ。




