
いちのべ
@ichinobe3
2026年6月21日

「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」
アレン・ネルソン
読み始めた
まだ序盤だが、タイトルになった質問をされた小学校の講演でのエピソード、海兵隊として戦地に行くまでのくだりでも心を揺さぶられまくっている。
シングルマザーに育てられ、貧しい生活を送ってきたネルソン青年は、ある日海兵隊員のスカウトに「オフィスでコーヒーとドーナツでもどうか」と声をかけられる。
> いつだって空腹のわたしには、ただで何かが食べられるのなら、どんなくだらないおしゃべりでも大歓迎でした。
> オフィスは清潔で立派で、壁には何枚ものポスターがはってありました。なかでも印象的だったのは、ハワイのビーチでかわいい女の子たちと楽しそうに語りあう海兵隊員たちのポスターでした。海兵隊員になれば、こんなに素敵なハワイの休日が待っているのだぞと、そのポスターは語っていました。 (p35)
当時、アメリカは徴兵制度をとっていたが、海兵隊は志願兵で構成されていたらしい。「経済的徴兵制」の生々しさを感じる。
実際、ネルソン氏は海兵隊に入ることで初めて、毎日3食お腹いっぱい食べられるようになる。米兵が処罰されない沖縄では狼藉に及ぶ。
> わたしたちは東洋人の一人一人を見分けることができませんでした。みんな、同じ顔に見えましたし、それでもまったく問題はなかったのです。なぜなら、わたしたちは東洋人を、そして沖縄の人々を人間として見てはいなかったからです。(p50-51)
