
橋本吉央
@yoshichiha
2026年6月21日
ケアを学ぶ人のために
熊谷晋一郎,
西村ユミ
読み終わった
啓蒙思想後の、資本主義と経済ドリブンの現代において「人間は他者から独立して思考し、行動し、責任を負いつつ社会にアウトプット(特に、経済的なもの)を出していくべきである」という価値観が社会規範として強い、あるいは社会の共通認識はそうだよね、という暗黙の了解があるけれども、本書は全体を通して、そこに一つ一つ異を唱えるような視点が「ケア」という文脈から丁寧に語られていたなと思う。
自分としては「関係性」というのが最近のキーワードなのだけれど、ここでもやはり、他者から独立した存在として自立していくという近現代的な自己像ではなく、関係性の中で人は生きてきて、生きていくのだということに自分的には立ち戻る感覚があった。
ギリガンの話とか、Claudeと色々壁打ちする中ではブルデューの思想もおすすめだということだったので、ちょっとそちらにも手を伸ばしてみたい気持ち。