せのび "spring" 1900年1月1日

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恩田陸
ハルに出会えてほんとによかった。 三宅さんと恩田陸さんの長尺対談が公開されて、改めて感想を留めておくことにした。 バレエを10年近く続けている自分にとって、バレエの厳しさ、環境の重要さ、運のよさ、他にも大抵のことは理解している気がしていた。バレエをしていない人にとってこの小説はどのように映るの?なんて考えたりもした。でも、私は自惚れていた。 「技術はあって当たり前。表現に魂を捧げる。」それこそハルにとってバレエをする理由。 そのことに気がついた私は、「ハルみたいに踊らなきゃ」がこころの中のおまじないになっていた。今考えると縛られすぎでもある。でもそれは私を表現者へと一歩近づける鍵になったことになった。それも確実に。 私は今、表現について悩んでいることがある。この壁を乗り越えることができたら、もしできたら、私はきっと違う世界を手に入れることができるんだろうな。でも、芸術の世界は紙一重。そんなことわかってる。だから、私はハルのように私も芸術の神様にこの人生を捧げたい。 ハルのミューズが純ならば、私のミューズはハルしかいないよ。
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