
Lusna
@Estrella
2026年6月22日

ながい窖
手塚治虫
読み終わった
短い物語だけど在日朝鮮人の途方もない苦悩が伝わってくる。
戦時に強制労働のために日本へ連れてこられた朝鮮人と中国人。後者は日中国交回復により慰霊碑を建てられたが、朝鮮人にはない。
主人公森山が強制労働した戸狩山の地下壕も、解説者数名が実際に見学したが、手塚治虫もおそらく見たのだろうとのこと。
漫画に時折あるハングル文字の和訳が解説にある。なんてことない会話だから、その後の悲劇が突き刺さる。
解説に手塚治虫のあるエッセイが引用されている。
『もう慣用語になってしまったが、在日外国人を「外人」と呼ぶことを、僕は好まない。(…)無意識に使う言葉の中に、外国人を異質なよそ者と見る差別感情があることを誰が否定できようか。(…)日本を愛し、日本に骨を埋めんとし、日本人になりきろうと努めている人たちに一生「外人」がつきまとうのは、さぞ不愉快だろうと思う。』
胸に迫る作品だった。








