毛糸
@sUMAi_819
2026年6月22日
82年生まれ、キム・ジヨン
チョ・ナムジュ,
斎藤真理子
読み終わった
図書館本
韓国小説が話題になっていたころ、気になっていたものの読み逃していた作品。やっと読めた。
扱っているテーマ的に読みづらいかなと心配していたのだけど、まったくそんなことはなく…とても面白くて最後まで爆速で読んでしまった。
噂には聞いていたものの、ほんとうに韓国の男尊女卑文化は凄まじい。出席番号のくだりや出生率のあたりの話はほとほと呆れた。
男性精神科医のカルテ風の文体で描かれていて、最後ににその医師自身の視点にぐっと寄るのだけれど、ラスト1ページにこの問題の持つ根深さが込められていて、小説表現としてもたいへん素晴らしかった。
解説にあった、ほとんどの男性登場人物に名前がなく、女性たちがフルネームで表現されている理由も胸を打つ。
細部まで真摯に構築されている作品で、著者にとても好感を持った。他の作品も読んでみたい。

