82年生まれ、キム・ジヨン

55件の記録
- 夏至@pixied82025年6月21日読み終わった読み終わった日に韓国映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』を観た。おぉ、韓国すごい!という感じがした。統計などの事実を交えて、声高にではなく淡々と女性たちが被っていたあるいは現在進行形の差別やミソジニーが書き連ねられている。結構苦しくて特にお母さんの世代の話はちょっと泣きそうだった。こういう時代を先輩の女性たちが少しずつ変えてくれたから、今私が幸せに暮らせているんだよなぁと。キム・ジヨン氏が夫に投げる言葉は私がかつて恋人と結婚したくなくて投げた言葉だった。結婚・出産により私が失うものと男性が失うもの。自分の子供なのに子育てを手伝うくらいの感覚。あの時、情で結婚したりしなかったこと今の私は正しいと思える。小説の終わり方がまるでディストピア小説なのだが、物語ではなくリアル。
- はな@hana-hitsuji052025年6月18日かつて読んだ今年の初めに読書会でおすすめされることがなければさらに読むのが遅くなっていただろうな。 半年前までまだ謎に韓国文学に対して距離を感じていたのに、どうしてあのタイミングで読んでみようとなったのか。 ページをめくるたび恐ろしく身に覚えのあることの連続で誰かが自分の人生を盗み見したのかと、そしてそれを大半の読者が感じたことに驚いた。自分だけだと思っていた。 説明する言葉を持っていなかった謎の不条理さや、外堀から固められていく価値観に異物や異質を感じるというか。 全ての男より勝りたいとか味方と敵とかそういうのじゃなくて、権利も痛みも当たり前も全てがフラットになったらどんな世界や社会になるのか見てみたい気持ち。