
ジクロロ
@jirowcrew
2026年6月22日
プロパガンダ入門
ネイサン・クリック,
渡会圭子
読んでる
パッケージとは、文字通り売ろうとしている商品の箱である。パッケージの箱そのものは欲望の対象ではなく、商品の容れ物にすぎない。しかしその箱(既知)が中身(未知)の性質を、推論を通して伝える。マッチングアプリはパッケージに似ている。
(p.175)
箱男(安部公房)を思う。
彼は匿名性とともにオリジナル性を纏う。
ゆえにさまざまな者を引きつける。
箱男はマッチングアプリに似ている。
顔はないが、中身の危うさが表現されている。
部屋とパッケージ。
この書でいう「パッケージ」は外観が特徴を示しているが、箱男は外観における秘匿性が内観へと誘う。
売らないという意志を剥き出しにした匿名性の高い箱(パッケージ)。
