
かおり
@6kaorin5
2026年6月2日
日暮れのあと
小池真理子
読み終わった
生と死の狭間。と、微かに漂う日常に潜む狂気のような。
久しぶりに読む小池真理子作品は研ぎ澄まされ、削ぎ落とされた文章という印象を受けた。
削ぎ落とされた文章でもって描かれる著者特有の耽美さ。その向こう側にある生と、死と、そして性と。異世界的でありながらも例えばお隣りさんで起こった出来事のような不思議さ。
「アネモネ」などは現実でニュースになったような、起こり得たような話。
「夜の庭」は個人的に川端康成を感じ、全体的には著者作品『玉虫と十一の掌編小説』を思い出させた。
静かな、夜の向こう側のような短編集だった。
