
かおり
@6kaorin5
2026年6月22日
草の花
福永武彦
読み終わった
研ぎ澄まされた静かな世界、物語、なのだが、反面、汐見という人間の内面から溢れ出る狂おしいほどの愛と孤独の苦悩、葛藤がいい意味で騒がしい。
70年以上も前の作品だが全く古びない。
むしろいまの時代にこそマッチしているような。
二度の愛の挫折、と言っているが、はたしてどうなのだろう?
やはり、汐見の唯一の愛の対象は藤木だったのではないかなと私は思っている。二冊めのノートである千枝子の章が如実にそれを物語っているように思う。
汐見の業は深いなぁ。
「愛されるより、愛したい」
KinKi Kidsのそれが終始脳内再生されていた。


