shiori "くもをさがす (河出文庫)" 2026年6月22日

shiori
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@shiori_417
2026年6月22日
くもをさがす (河出文庫)
これまで西さん作品をあまり読んだことがなく、Podcast『信頼できない語り手』で朝井リョウさんと加藤千恵さんが語るユニークなキャラの西さん像が脳内で先行していたので、内省的なトーンと文章にちょっと驚いた(すみません)。 ところどころ挟まれる、多くの他作家作品の引用から、西さんが日々、非常に多くの作品を読み、常に最新の作家さんや文学作品にアンテナを張られているのが感じられる。 本作はがん闘病記を超えて、カナダと日本の医療体制や文化の違い、日本で感じる窮屈さの正体などについても描かれている。そして何より、人生の美しさ、ままならなさ、人との繋がりのかけがえのなさ。そんなものたちが、心に残った。 多くの経験や言葉や人に出会い、触れて、自分の内面を耕している人だなと思った。TVやPoscastなどで話されているのを聞くと明るくて人好きのする方だなと思うし、その点で最初の印象はたしかに西さんの一面ではあるのだけど、その内面はとてつもなく深い気がする。人間としてとても魅力的な方だなと思った。
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