犬山俊之 "タイヤル・バライ 本当の人" 2026年6月23日

タイヤル・バライ 本当の人
タイヤル・バライ 本当の人
トマス・ハヤン,
下村作次郎
[覚え書き] こんな時期ですが日本の「国旗」は見たくない というのも、日の丸を目にするたびに、自分の目が「ウパハの目」になるのです。ウパハとは日本が台湾を植民地にしていた時代、日本人によって部族を虐殺された原住民タイヤル族のリーダーです。ウパハは捉えられ、頭を踏みつけられ、腹を銃剣で突き刺され、仲間を守れなかった無念とともに命を落とします。 引用「ウパハは目を大きく開いてその兵士を睨みつけた。その時、日章旗を高く掲げた日本軍と傍らの日本の警察が大声で万歳と叫んだ」『タイヤル・バライ 本当の人』トマス・ハヤン、下村作次郎 訳 田畑書店 辺境のアジア文学6 日の丸はどうしたって虐殺、屈辱の記憶と重なります。また、これはウパハ一人の話ではありません。アジア各地に日の丸を呪いながら殺され、或いは生き続けなければならなかった人たちの記憶が残っています。これをなかったことにはできない。 戦後、君が代、日の丸、天皇制などを精算できなかったことのツケは大きい▼
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