タイヤル・バライ 本当の人

タイヤル・バライ 本当の人
タイヤル・バライ 本当の人
トマス・ハヤン
下村作次郎
田畑書店
2025年4月5日
12件の記録
  • [覚え書き] こんな時期ですが日本の「国旗」は見たくない というのも、日の丸を目にするたびに、自分の目が「ウパハの目」になるのです。ウパハとは日本が台湾を植民地にしていた時代、日本人によって部族を虐殺された原住民タイヤル族のリーダーです。ウパハは捉えられ、頭を踏みつけられ、腹を銃剣で突き刺され、仲間を守れなかった無念とともに命を落とします。 引用「ウパハは目を大きく開いてその兵士を睨みつけた。その時、日章旗を高く掲げた日本軍と傍らの日本の警察が大声で万歳と叫んだ」『タイヤル・バライ 本当の人』トマス・ハヤン、下村作次郎 訳 田畑書店 辺境のアジア文学6 日の丸はどうしたって虐殺、屈辱の記憶と重なります。また、これはウパハ一人の話ではありません。アジア各地に日の丸を呪いながら殺され、或いは生き続けなければならなかった人たちの記憶が残っています。これをなかったことにはできない。 戦後、君が代、日の丸、天皇制などを精算できなかったことのツケは大きい▼
  • 海水
    海水
    @kaisui250307
    2026年1月23日
  • 白玉庵
    白玉庵
    @shfttg
    2026年1月21日
  • すぶた
    すぶた
    @ggl0825
    2026年1月20日
  • 「国家」に翻弄されてきた台湾原住民タイヤル族の100年を描く小説。 「国家」という概念を持たなかったタイヤル族が、どうして、ある時は「日本人」として、ある時は「中華民国人」として死ななければならなかったのか。 「日本は台湾を植民地にした」とか「国民党政権が台湾を統治した」というような教科書的な記述の背後で、一人ひとりの人間がどう生きてきたのかが丁寧に語られる。 高く掲げられた日章旗の下で、頭を踏みつけられ、腹を銃剣で突き刺されながらその日本兵を睨みつけたタイヤル族の怒りと無念。 また、のちの時代には中学校の寮生であったタイヤル族の少年は「三民主義万歳! 中華民国万歳!」「中華を愛す」と叫ばされる。一方で政府の横暴、資本の暴力によって山での生活は無残に破壊されてしまう様が描かれる。 現代の日本人にとっては、手頃な観光地として見られてしまいがちな台湾だが、過去にここで何があったのか、そして日本人が何をしたのか、我々には知る義務がある。帯にあるとおり「われわれは今こそ、この小説を読まなければならない。お互いの歴史を知るために」。 タイヤル族の言葉、台湾語(閩南語)、中国語が混じり合う本作を丁寧に日本語に翻訳された下村作次郎氏に最大限の敬意を表します▼
    タイヤル・バライ 本当の人
  • 百月天香
    @momotsuki
    2026年1月19日
  • 海水
    海水
    @kaisui250307
    2026年1月10日
  • 美しい表紙イラスト、装幀に見入ってしまいます。 感想はまたのちほど書きますが、やはり「日本が台湾を植民地にした」という事の理不尽さを考えずにはいられません。 個人の努力や夢、希望、そういった本来大切にしなければならない様々な事を、吹き飛ばして、全て踏み潰して、全くの無にして、この地を支配し、全く関係のなかった若者を兵士として南洋に送り、命を奪う。 当時の日本の政治家、軍部など指導者層は、植民地にされた側の個人の生活の事など考えなかったでしょう。では、当時の日本の庶民はそうした点について考えたでしょうか。当時の人には無理だったでしょうか。では、現在の我々日本人は、過去の植民地の人々の苦しみを、歯噛みする悔しさを理解することができるでしょうか。 そこがスタート地点だと思うのです。
  • K
    K
    @readskei
    2025年4月16日
  • 🌜🫖
    🌜🫖
    @gn8tea
    1900年1月1日
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