
ブックスエコーロケーション
@books-echolocation
2026年6月23日
日本の歴史をよみなおす
網野善彦
読み終わった
@ ブックスエコーロケーション
お客さんには積読を勧める立場ではあるのだけれど、そうはいっても積読を減らしたいという思いが加齢とともに年々強まっており、であるならば月に1冊は必ず積読から読めば年で12冊は減らせるだろうと目論んで昨年から続けている、そういう1冊。
網野善彦史観と呼ばれるものを知っておくことも必要だろうと手にとった。百姓という言葉の、本来の意味から当時の社会を読み直したり、当時の風俗から寺社仏閣に参詣するとなぜ子どもを授かる逸話があるのかを推測したりと要所要所でとても興味深い話が、とても平易な文章で語られる。
特に楽しんだのが、店主の地元である中国山地のまっただなかにある新見庄のくだり。東寺の荘園だったことから史料がきちんと残っていることで、どうやら当時はとても都市的な場となっていることが読み取れるとのこと。「市」という文字の入る大字出身者としては、地名の由来がほんとうだったんだと、とても感慨深い読書体験となった。




