
チョム
@abb_20260521
2026年8月11日

悪童日記 (ハヤカワepi文庫 ク 2-1)
アゴタ・クリストフ,
堀茂樹
読み終わった
2026/6/23 #気になる
SNSでこれを探している投稿を見つけて興味を持ち……
2026/7/12 #買った
書店の海外文学エリアのハヤカワ文庫ズラリ並びにて発見!以前購入した『ザリガニの鳴くところ』や『アノマリー異常』の近くにあり。この2冊よりも全然薄いので読みやすそう。
2026/8/11 #読み終わった
戦時下における子どもたちの日記、という構成からアンネの日記じみたものを感じた(アンネの日記ちゃんと読んだことなくて似ても似つかぬものであったら申し訳ない)、双子は2人として存在してはいるものの明確な区別はなされず、事実しか書かないルールの日記においても「ぼくらのうちの一人」「もう一人」のような書かれ方をするため一人ひとりの自我がないところにちょっとゾッとした。
SNSでこれを探している投稿については「子どもの頃に先生から薦められて読んだら女の子が犬に股間を舐めさせている場面があり驚いた」といった旨の覚書が添えられており、本書ではないかと推理する返信を見かけたため本書のあらすじを調べたところ子どもの書いた日記の体をとっていることを知り、そんなものに少女と犬の際どい描写が……?と訝しみを覚えたため手に取ったのだが、まじでそういった描写が存在し、そして淡々と事実のみを描写されていて、子どもから見た性描写はこうなるのか……と複雑な心持ちになった。この場面のほかにも性行為は行われており、それらはほとんど女性が主体となって行われているものだったが、男性主体の強姦があったという事実も書かれていたものの主人公たちはその行為の場面には出くわさなかったようで、そこだけちょっと安堵。
また理性的で頭がよくて学習意欲が高くてそれゆえに子どもらしい残酷さもあるような主人公たちが、連行される人々をその目で見てしまったあとだけ手が震えるほどの恐怖を覚えていたことにホッとしてしまう。
あれだけ個人としての自我のなかった2人が最後にとった行動の理由がわからなくて、本作に続編があるらしいことを知ってちょっと気になりかけている。
