
久留
@hisadome117
2026年6月23日
実力も運のうち 能力主義は正義か?
マイケル・サンデル,
本田由紀,
鬼澤忍
読み終わった
ウェーバーはプロテスタント(というか大本はカルヴァン派/ピューリタンだが)がいかに資本主義の前提となる富の蓄積をもたらしたかを説いたが、これはカルヴァン派/ピューリタンの天職における労働/勤労主義がいかに能力主義的(功績主義的)な思想を生み出したかを説く。すなわち、神による救いは個人の成功/能力と収斂する。
成功者も敗者もいずれもそれに"値する"という考えは、個人が持つ成功の他者や環境への依存性を見逃す。自己責任の強調は、驕り・見下しをもたらし、学位保持者と非保持者に断裂を生み、ポピュリズムの台頭を許した。グローバリゼーションによるメリットは一部のエリートが得て、非大卒は富だけでなく尊厳を傷つけられる(価値のない労働と定義されるため)。