DN/HP "アメリカン・スクール" 2026年6月23日

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2026年6月23日
アメリカン・スクール
最後に収録されている一編「鬼」の語り手、主人公の男が現状の世間、世界に不平不満を垂れ流しながらも「執拗に忍耐し」ている様は滑稽であり悲哀も感じる。けれど、その彼の「忍耐」は世間や世界の流れに乗らず、乗れず、仕方なくただそこに留まろうとする行為、現状維持でありながら、そこに留まることで結果的に世間、世界に抵抗し流れを乱すことになっていると言えなくもない。消極的で半ば無自覚ではあるけれど、彼はたしかにまつろわぬ民である。だから主人公の不平不満の原因であり、その世間の代表でもある「画家のH」は苛立ち彼のことを「鬼」と呼ぶのだし、この短編のタイトルも「鬼」なのだ。そう、こういうのは思いつくままに書いていきたい👹
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