
ゆい奈
@tu1_book
2026年6月24日
本をひらく
大森皓太,
杉江由次
読み終わった
ここ数日は言葉によって削がれることが立て続けにあり、参っていた。強く汚い言葉は、真面目であろうとすればするほど、誠実に向き合おうとすればするほど、的確に私に突き刺さる。暴力に値すると思う。どうしてそんな言葉を他者に吐くことができるのだろうと、この人はどんなふうに生きてきたのだろうと、不思議におもい、おもえばおもうほど、その人と話すこと、関わることが億劫になっている。まあ仕事なので逃れようもなく、明日もその人と同じ時間を過ごすことになるのだけど。
そんな日々のなかで読んでいたので、おふたりの豊かさに随分と救われた。互いをおもいながら言葉を紡ぐこと、対話ができること、そのすべてが豊かだった。「どんな言葉を使って生きていくかということは、つまるところどんな人間になりたいかということ」という言葉が印象に残っている。言葉を大切に扱えるひとになりたい。
太陽と月のような、いや、太陽と水のようなおふたりの往復書簡。人から人へと届けられた言葉というのは血が通っていて、温度が感じられる。だからこそ二人のやりとりに目頭が熱くなり、しみじみといい本を読んだなあという気持ちになった。









