のりまき🍙 "告白" 2026年6月23日

告白
告白
湊かなえ
知人におすすめされて、遂に読んだ、、、 読み始めるとページをめくる手が止まらず、なんと2日で一気読み!!読み終わった時は、恐怖と高揚が入り混じった、今まで味わったことのないような複雑な気持ちになった。 なぜ、こんなにも哀しく、どす黒い話に、これほど心を惹きつけられたのか、自分でもよくわからないけれど、他のやりたいこと等も全て放り出して、夢中で文章に食らいついてしまった。 第1章では、森口先生があまりにもかわいそうで、完全に先生の味方として次章に進んだ。最後の表現には目を見開いたが、それでもまだ心は先生側だった。 しかし、そこから描かれるのは、先生を恨み、憎む人たちの物語。自分がはじめ与えられた情報を頼りに読み進めると、誰が正義で誰が悪なのか、自分の倫理観を疑わざるを得なくなる。 そんな読者の姿を歓迎するように、人々の心が歪んでいく様が次々と描かれ、そしてラスト、、、あれを読んだ時、全身に悪寒が走った。 あまりにリアルで、生々しく残酷で、ただただ苦しい。それでも、いやそれを含めてこの作品はどうしようもなく美しく、私の心を鷲掴みにして泥沼の底に引き摺り込んだ。正直、自分はサイコパスなのか?と疑いたくなるほど好みです、、、 この本を読むと、普段私たちが目を逸らしている人間の闇を目の前に突きつけられ、いま生きている中で受け取る情報を安易に信じられなくなる。人生の見方を大きく変える、必読書!!!
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