
月と通り雨
@ame_to_tsuki
2026年6月23日

男ともだち (文春文庫)
千早茜
読み終わった
ハセオのような人がもし身近にいたなら、私の人生はどれほど輝いて見えただろうか。
どれほど「生きること」に価値を見出せただろうか。
この人のために生きていこう、この人がいるから今日も生きていけるんだ――そんなふうに思わせてくれる登場人物だった。
誰かを救う言葉や特別な力があるわけではない。それでも、その存在そのものが人を生かすことがあるのだと、この人物を通して知った。
本を閉じた後も、ハセオが現実にいてくれたらと何度も願ってしまうほど、私の心に深く残る存在だった。
