
Michika
@0610shun
2026年6月24日
君の不在の夜を歩く
窪美澄
読み終わった
死を選ぼうとする者と、
近しい人の死から立ち上がれない人。
"不在である"ということが
まるで生きた証のように
それぞれの登場人物の受けた影響が
浮き彫りになるのがすごかった。
人の悩みは想像以上であることもあるし、
その逆もある。
人間の上部だけではなくて
本能とか心の奥底が描かれている気がした。
その葛藤とか弱さというものを
感情描写だけではなく
人の行動に昇華させているからか、
明るい内容ではないけれど
心に浸透するような読み心地だった。
「死にたい気持ちと闘わなくていい。
死にたい気持ちを抱えて生きていくのは、ちっともおかしなことじゃない。」
この文面に救われる人は多いのではないかと思った。
残された人もまた、
悲しみを乗り越えるのではなく、
抱えながら生きていく術を身につけていくような物語だった。








