
Miyoshi
@miyoshi
2026年6月25日
9人はなぜ殺される
ピーター・スワンソン,
務台夏子
読み終わった
ピータースワンソンはどれも面白く読んでいるけれど、ここまで多視点の群像劇は初めて。今回も良かった。
「そして誰もいなくなった」の再解釈として読んだときに、孤島ではなく街中でも(逃げられない、という意での)クローズドサークルは成立する、というのがアメリカの作者っぽいなと思った。
復讐劇としては、罪のある親の子どもを殺しても当の親が泣き崩れるようなシーンはなく、復讐効いてなくね?と納得感が持てなかったが、おそらく犯人にとっては娘が死んだことを受け入れられず、何か理由を探したときに思い当たったのが「自分を含む海賊結社の罪」で、その方程式を同じ罪を持つ人間に当てはめていっただけなのかな。
いずれにせよその親から産まれた子どもたちにとってはとばっちりすぎる話なので、最後は嬉しかった。
