Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
Miyoshi
Miyoshi
Miyoshi
@miyoshi
  • 2025年10月9日
    朝のピアノ 或る美学者の『愛と生の日記』
  • 2025年10月8日
    海猫宿舎
    海猫宿舎
  • 2025年10月8日
    みずうみ
    みずうみ
  • 2025年10月8日
    九年目の魔法【新装版】
    九年目の魔法【新装版】
  • 2025年10月5日
    カフネ
    カフネ
    これは希望の話でもあり絶望の話でもある。 構成としては、主人公である野宮薫子の弟・春彦が急死し、終盤にその謎が明かされるという点ではミステリーの形をしており、弟の元婚約者・小野寺せつなとの交流や家事代行サービス・カフネでの活動、離婚した元夫との関係性には依存症、ネグレクト、不妊治療などの社会問題が散りばめられている。 三人称だが薫子の視点で話が進むので、終盤は薫子からせつなへの執着が大きすぎるように感じられ、せつなの気持ちを無視して薫子が独走しているようにも読めてしまった。 良き弟がいて、理解のある夫がいて、地に足のついた職場に勤めていて。弟は家族想いで、ちょっと生意気な婚約者がいて。小野寺せつなは若くて、子供も産める健康な身体を持っていて。その認識はすべて誤っていたことを知ってもなお、野宮薫子が他者に向かって手を伸ばし続けることは希望だし、その原動力がもう叶わない自分の子供への愛情だというところは、結局はその呪いからは解き放たれることはないという絶望のように感じた。
  • 2025年10月3日
    シェニール織とか黄肉のメロンとか
    江國香織さんの最近の本は、群像劇というか、多視点で進んでいくものが多い。一人の人間の、江國香織さんにしか切り取れないメランコリックな視座も好きだったけど、今の方が気楽に手に取れる。『彼女たちの場合は』でもそうだったけれど、この本が終わっても登場人物たちの人生はずっと続いていくような気がした。
    シェニール織とか黄肉のメロンとか
  • 2025年10月3日
    やりたいことは二度寝だけ
  • 2025年10月1日
    夜の獣、夢の少年 下
    夜の獣、夢の少年 下
  • 2025年10月1日
    夜の獣、夢の少年 上
    夜の獣、夢の少年 上
  • 2025年10月1日
    時計坂の家
    時計坂の家
  • 2025年9月16日
    完璧な小説ができるまで
  • 2025年9月14日
    抄訳 アフリカの印象 (伽鹿舎QUINOAZ)
    抄訳 アフリカの印象 (伽鹿舎QUINOAZ)
  • 2025年9月14日
  • 2025年9月6日
    片手の郵便配達人
    片手の郵便配達人
  • 2025年9月6日
    草の花
    草の花
  • 2025年9月1日
    推し、燃ゆ
    推し、燃ゆ
    最近触れた本や映画に発達障害を持つ人が続けて出てきたので(『夜明け前に誰かが』『黄色い家』『あんのこと』)、そういう人たちが「私たちもここにいる」と静かに手を挙げているように感じた。 この小説で書かれている推しとは、恋愛的な「すべてを自分の手に入れたい、振り向かせたい」欲求ではなく、「はまってしまったので仕方がない、全力を捧げるしか選択肢がない」という愛で、余裕のなさでは前者とは比較にならないように思う。 「できない」こと、「どうしようもない」ことへの閉塞感、無力感、でもそこに「普通にできてる」ことへの憧れみたいなものは一切なくて、これがこの主人公に見えている景色なんだということが伝わってきた。
  • 2025年8月31日
    夜明けまでに誰かが
    夜明けまでに誰かが
    オリヴァーに一発喰らわせてやりたいと思いながら読んだ。上司に似ていると思ったし、「現代の嫌なやつ」の煮凝りみたいな言動をするので、「身近なあいつに似てる」と思いながら読み進めた人は少なくないだろうと思う。 昔読んだ本に以下のような記述があって、作者のホリー・ジャクソンはこの「バランスシート」が抜群に優れている。 “僕達は各自持っている『良いことや悪いことをするとそれに応じた報いがある』というバランスシートに外れたものを見たり聞いたりすると癒しく反発します。そして、作者は自分の整ってきたパランスシートによって物語の展用を決めていくわけです。(中略) そして、それを多くの人が支持すれば、つまりその人の輪理バランスが現実的に説得力があればそれは読み手の真剣な関心を引き、「面白い」と思えるものになるのだと思います。” 今回も主人公はすべてを失ったはずなのに、どんな形であれ前に進むというラストには希望があった。
  • 2025年6月4日
    フォントの話をしよう
    フォントの話をしよう
  • 2025年4月30日
    この道の先に、いつもの赤毛
    この道の先に、いつもの赤毛
  • 2025年4月23日
    そしてカバたちはタンクで茹で死に
    そしてカバたちはタンクで茹で死に
読み込み中...