ぐうたらスズメ "明日、あたらしい歌をうたう" 2026年6月25日

明日、あたらしい歌をうたう
素晴らしい本です。 装丁も美しく、本棚の上に置いておくと、部屋に花を飾っているような、華やかな気分になれます! なんですが、随分前にイッキに読み終わったんですが、珍しく感想を書きたくなかったわけです。ひと月以上、引きずりました。 なぜかというと、周りの友人達に恵まれた登場人物があまりにも眩しくて、自分の人生とは違ってみえて、羨ましかったからです。 ラストについては帯にもありましたように爽やかで、それは良かったんでしょうが、私にとって何よりも大事だったのは、透明人間のように息を潜めて生きてきた人間が、初めて存在を他者に認識してもらえたという事象、そこなんです。 これ、めっちゃわかる!!! 見つけてくれてありがとう角田先生。 でもなんで透明人間のことを知っているの??? 先生はこっち側の人間の気持ちまで想像できるの? お母ちゃんのちょっと変な名前、あれなんだっけ?ちょっと今パッと出てこないんだけど、オタクの庭田さんでしょ、大学で出会った爽やかで育ちの良い、のちの夫でしょ。 彼女彼らと出会って、それでお母ちゃんは現在ワイン呑んでガハガハ笑えてる、豪快な母になれたわけです。 彼女の息子については、うん。青春だな。みたいな感想ばかりなんですが、 なにしろ2人とも、特殊な家庭環境にもかかわらず、きちんと勉強して受験成功できるだけの知能を所持している地点で、まず羨ましいんだわ。 そしてなにより庭田さんという存在がさ、もう何よりも羨ましすぎるんだ。 ちょっと危険な依存関係ではあるが。 個人的に、私が欲しくて欲しくて必死になっても手に入らなかったものが、ことごとく!この友情というものなんです。 あっけなく終わっても、数年後にまた、ありあまる愛を返してくれる友情なんて、私は知らない。 でも物語にはちょっとだけ都合の良い友情が必要。フィクションだもの。わかってる。 でも、でもさー、 私のこともそろそろ誰か見つけてくれませんか? 相変わらず人とうまくやれません。 今でももっぱら透明です。私はここにいるよー!泣
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