明日、あたらしい歌をうたう
65件の記録
yt@yt2026年4月15日読み終わった「父親のことを母に直接訊けなかったのは、自分でもうすうす、何か事実があるに違いないと気づいていたからなんじゃないかという納得の気持ちだった」(p23) 過去の偉大な楽曲がネットで全部聴ける時代に、何を新しくうたう必要があるのか。 「教えてもらったのにね、やっちゃったよ私」(p108) これでいいんだと思った。 やっちゃっても前には進んでる。 「ラブソングはたくさんうたえるようになったけど、本当には何も知らない」(p122) 音楽は無くならないんだなと思った。 Yeah!って言えー!









とろん@toron05032026年4月15日読み終わったネタバレあり角田光代作品はこれまで何度か読んできたのだけれど、そのつど自分の好みとはちょっと違うなあ…と思っていたのだけれど、これは面白かった。登場人物や構成もシンプルで、基本的にいいひとたち(くすかの両親からのネグレクトはあるけれど…)で構成されているからかもしれない。 個人的にはくすかが時生の両親と関係を絶ってしまい、葬儀の手紙すら開封しなかったことについて「自分がひどいことを言ってしまいそうだから」という述懐があまり腑に落ちなかったのだけれど、両親に愛された経験のなさによるものとして考えれば良いのかもしれない。思えば彼女の、人間関係が一度破綻して修復された例は時生しかなかったわけで。 新がバンドを再開することになったけれど、別に新はバンドで有名になりたい訳でもないし、趣味として続けていきたいというのでもなくて、そのあたりの微妙な感情のニュアンスの描き方がわりとしっくりくる感じだった。「部活や趣味に本気」→「青春」みたいな構図ではないというか。『違国日記』の朝の軽音部での活動に近いものがあるなと思ったりした。



結@yi_books2026年4月11日読み終わった音楽によって、世界が色付いた経験が確かにある。 音楽によって、1人じゃないと思えた瞬間が確かにある。 音楽によって、人生が重なった友人が確かにいる。 私にも、音楽に救われた日々が確かにある。 音楽を軸に紡がれる愛情の物語だと思った。とても良かった。







mogu@funifumo2026年4月6日読み終わった歌っていいよな この本はすべての音楽好き達にとってのメシアのよう 音を純粋な気持ちで楽しんでたあの頃を思い出し、今はなんてひねくれた気持ちを交えているんだろうと反省した これからは出会った頃のようにまっすぐ聴きたい そんな気持ちを呼び起こさせてくれたこの本に、歌たちに、感謝




カミーノアン@kaminoan36992026年3月14日読み終わったまた読みたい感想読書日記角田光代物語を読み進めるうちに、続く日常は決して当たり前ではないのだと痛感した。新は、父を巡る出来事を通して、日々の時間がいかに脆く儚いものかに気づき、静かな衝撃に包まれる。同時に、匠人がどんな思いで自分に寄り添っていたのかを、父の姿を重ねるようにして少しずつ理解していく。 文化祭のバンド活動も、やがてそれぞれの人生へと散っていく一瞬のきらめきにすぎない。「みんないつか、それぞれの河を渡るのだ」という言葉の通り、若い時間は確かに終わっていく。それでも、その瞬間に交わされた想いや音は、静かに息づき続ける。 終盤、新がまだ出会っていない頃の両親を思い浮かべながら歌う場面は、過去と現在、そして存在しえた未来がひととき重なり合うようで胸を締めつけられる。時の流れの優しさと残酷さが交錯する、美しいラストだと思った。 また、音楽がもたらす感覚の描写も印象的だ。演奏のなかで世界が色を変え、自分が少しずつ成長していくような感覚。初めてスタジオで音を出したときの、あの高揚と一体感がよみがえる。 さらに、くすかが音に満たされ「なんでもできる気がする」と感じる場面には、初めてライブに身を委ねたときの全能感が重なった。ロックの力がこれほど率直かつ鮮やかに描かれた作品は、そう多くないだろう。









- メルキー@dogandbook2026年3月13日読み終わった小説こんな話に胸打たれる感性がまだ私には残っていたんだな。 一番新しい輪郭がはっきり見え出した経験は、人生に意味なんてない、という言葉を聞いた時だけど、両立するかな。 劣等感を覚える相手の二人にもそれぞれくらいかものはあふのだろうけど、そこを主題とした話を書かないのが良かった。それを書いてしまったら、人は誰にでもその人の地獄があるんだよという説教じみたものになってしまう気もする。



月書房@sunnytree03832026年3月7日読み終わった歌詞は文章で伝えられても、リズムや音の高低までは伝わらない。読み終えて、それももっと知りたい、教えてー、と思った。生まれの違いやどうしようない劣等感を超えて繋がりを感じさせてくれるのが芸術で、親子で対比になっているのがよかった。
花蝶@hana-choh2026年3月5日読みたい作者の角田光代さんが、『どんなにちっぽけな原因であれ、奈落の底に落とされた気分で、もうだめだと思いこみ、起き上がることすらおっくうなとき、あなたは何に救われてきましたか? 私たちを救ってくれるものはあると思います。そうしたものと出会うということは、けっして生きやすいとはいえないこの世界に、私たちだけの居場所を作るようなことなのだと思います』とおっしゃっています。そんな物語です。 ちなみにわたしは音楽です。






7@hi_na2026年3月1日読み終わった音楽によって今まで見てきた世界が変わった、色付いた経験が自分にもあって、なんだかその頃のことを思い出してしまった。 縋るように聴いてたなぁ。 あらた君に匠人と陽菜がいてよかった。 くすかさんが庭田さんと再会できたことも。

mo@utakataroro2026年3月1日読み終わった「こんなの、なんでもないことじゃん。こんなこと何度でもあるって。こんなことがあるたびに、生きててよかった、よかったって言ってたら、もっともっとすごいことがあったときに、よかったが満杯になって死んじゃうよってこと」とおもしろくなさそうに言う。 「え、何それ、今の、ちょっとよくわかんない、どういうこと?」くすかが訊くと、「だーかーらー、終わった今日よりもっとたのしいことが、明日からだってずっとあるってこと!」となぜか怒ったように言い、くすかの背中を思い切り叩いた。 ――(角田光代 著『明日、あたらしい歌をうたう』,P86)
文音こずむ@ayanekozumu2026年2月27日読み終わった作中に出てくる曲はモデルがあるのだろうか。曲を1から考えたのだとしたら角田さんは凄いな そして私は音楽をやっているけれど作中のように曲を感じたことがなく、角田さんの表現力の豊かさに脱帽。人生がとても楽しそう 少し文字も大きめで読みやすく、表紙のように鮮やかな小説だった



























































