明日、あたらしい歌をうたう
109件の記録
ハラ@yoko_2532026年6月15日読み終わったなんだか最近しんどくてしんどくて本がスッと入ってこないし、すぐ気が散るから読書スランプかと思っていたが、この角田光代さんの「明日、あたらしい歌をうたう」はスーッと物語に入り込めて一気に読めてしまった。 忌野清志郎さん。友達が大好きだった。一度だけ友達に誘われてカウントダウンライブに行った事があったが、いっぱいの人でモニターでしか観れなかったけれど、あの日のことを思い出した。可愛らしい大人だった。つぶらな瞳の、独特な歌声の清志郎を思って、少し泣いた。 読書スランプでなくて、仕事で疲れてた私のこの状態で合わない本を読んでしまって何冊か途中で辞めてただけなのかも。

和月@wanotsuki2026年6月13日読み終わったなんて素敵な物語なんだろう。 作品全体に歌が、音楽が溢れていて、人生を進めるために背中を押してくれる。苦しみに苛まれた時も、喜びに心踊る時も、傍には音にのせた言葉が居る。 角田光代さんは本作について、「自分がなぜここに生まれてきて、なぜ生きているのかわからない人たちが、あるとき、生きるにあたいする世界と出会う。これはそんな物語です。」と語っている。 実際に音楽によって救われたことのある著者だからこそ、単に音楽を題材にした青春小説ではなく、ずっしりと響く輝きを宿した作品が生み出されているのだと感じた。 作中に登場する歌詞は忌野清志郎さんの曲だと知り、本を読み終えてから彼の曲を調べた。真っ直ぐに愛を歌う映像をみていると、はじめて聴いたのにすごく心に沁みた。コメント欄には件のアーティストに救われた人達で溢れていて、その言葉の数々は、くすか達が抱いた希望と同じ形をしているように感じられた。 終盤、過去・現在・未来が交錯するシーンは、この作品を読んだ読者に希望を与えてくれている気がする。他者に対して愛を持つことの喜びも苦しみもまざまざと描かれていて、新やくすかの心情が細やかに表現されている文章が胸を打つ。 今が灰色だったとしても、人生を変える何かに出会える日がきっと来る。その「いつか」に向かって生きていきたいと思わせてくれる。読み終えた時には、表紙の花々が身体の内側で咲いている。人間讃歌の物語だった。


hiroro@R_hiroro2026年6月11日読み終わったおずおずとバンドを始めたら、世界の輪郭がはっきりと見えるようになったあらた少年。高校生のときにパン屋でたまたま耳にした曲のおかげで世界が色鮮やかに見えるようになったくすか(後のあらたのお母さん)。その曲に出会えたからといっていろいろなことがうまくいくようになるわけではないけれど、音楽に助けられた母と息子それぞれの物語。 本の中ではミュージシャンの名も曲名も出てこないけど、誰のことかは明らか。読後、「夢助」をずっと聴いた。
はな@hana_2026年6月11日読み終わった「でもそれって、かっこ悪いことだと思うよ。だってこの先、何かやってみても、自分よりできる人を見つけるたびに、やめてかなきゃなんないじゃん。それはやっぱりかっこ悪いよ」p.20 「だーかーらー、終わった今日よりもっとたのしいことが、明日からだってずっとあるってこと!」p.86 『ふいに、今日という日は一回きりで、もう二度とやってこないということに気づく。そんなのはあたりまえのことで、今日だけじゃなく昨日も先週も、去年の今ごろだって、二度とやってくることはないわけだけれど、そのあたりまえのことに気づいてぼくは突然はたかれたような衝撃を受ける。』p.196
- やとぅん@YaDwuN2026年6月3日読み終わった2026年6月読了本帯にあるように、青春小説で親子小説で、恋愛小説だった。 「君がいつもそばにいるから、毎日があたらしい」 読み終わったあとにこの歌詞を聴いてみた。 登場人物の気持ちが、少しでも分かるように。


- パラリラ@pararira0002026年5月31日読み終わった10代の頃に音楽に救われた日々を懐かしく思いました。 悲しいことも嬉しいことも音楽に支えられ、いつしかそれを置き去りにして日々を生きていることに気づく。振り返った時にその音楽が宝物になっていたこと、きっとあるはず。


旅するかたつむり@s130r672026年5月28日読み終わった借りてきた久々にめちゃくちゃ泣いた一冊。終わり方までパーフェクトすぎでした! 音楽が、時間を超えて、距離を超えて、ひととひととを繋いでくれる。角田さんからの素敵な素敵なメッセージを受け取りました✉︎ 音楽以外にも、何かに夢中になって救われた経験は誰しもあるはず‥自分の大切な記憶をふと思いだして、過去の自分と繋がって、大切な人を思い出して、思わず胸が熱くなりました。

みみちぱんくす@ecrivain_22026年5月27日読み終わった角田さんの『くまちゃん』もバンドマンの話があって好き。それぶり!?に短編を読んだ。 読んでよかった。私の中では有り得ないくらい好きだなと思う小説は3年に1度くらいしか出会えない。(本当はもっと少ないかもしれないが) 久しぶりに小説でわんわん泣いてしまった。 特に最後の章。それまでにも何度か、あやばいな、泣く、これと思い電車で読むのは断念し自宅で丁寧に読んだ。わたしは両親が音楽が好きで(父の趣味はずっとギターである)古い新しい、洋楽邦楽関係なく色んなものを聞いていた。この小説に出てくるバンドマンは母がライブに行ったことがあると言っていた。その影響をビシビシと受けているのがこの私だが、バンドやバンドマンが好きな方はこの小説を読んで欲しい。音楽が好きな人が体験したことのある心情がきらきらと散りばめられていてそれをすくう度にこの本をぎゅっとしたくなる。あと、本の内容と装丁がここまでピシッとハマっているのも凄いなと思った。これは大好きな小説だ。


たご@clan_19672026年5月24日読み終わった角田さんの作品にはブラックとホワイトがあると思うが、これはホワイトの方。 昨日も今日も同じような日が続いて、そうして明日も同じような日が来る気がする。今日色がない世界は明日もそのまんまだと思う。けれど本当は、今日と同じ日なんて来るはずがない。明日は、いつも新しいのだ。それは決して良い面だけではなくて、明日突然人生の穴ぼこに落ちるかもしれないけれど、それでも明日はいつも違う。明日何かに出会うか、出会わないか、それは誰にもわからない





ロッタ@rotta_yomu2026年5月23日読み終わったああ、わたしはこの感情を知っている。 これは、わたしの気持ちが言葉になっている。 角田さんは、そう思わせることができる天才だと思う。 ぼんやりと眺めていた景色が、とてもうつくしかったこと。 わたしはわたしでいいんだと、言ってくれたあの男の子のこと。 忘れていたのに、その瞬間のわたしにとっては確かに大切だったもの、そんなことが言葉になっていた。










- 河中さら@Sunsun_0172026年5月6日じゅうぶん読んだまだ半分くらいしかちゃんと読んでなくて、後ろの方はペラペラとめくって読んだだけなのだが、なんかじーんときて涙出そう。人間ドラマだなぁー…… なんというか人の内面? 感情的な部分? にフォーカスしすぎない書き方がいいなと思った。ほしいところにバッチリ情景描写がきてくれて。




- tk@tk67972026年5月5日読み終わった大ファンというわけではなかったけど 忌野清志郎がカッコ良かったことを 思い出した ふざけてるようで真面目な話もする 声を守るために手術しないってなった時も いなくなった時も辛かったな 寛平がアースマラソン?の最中に訃報を知って号泣してた 時生とくすかの物語 すぐそばで2人を見ているような 気がした 時生がずっといてくれたならと胸が ぎゅっとなる くすか、新が閉じこもっていた世界から 初めて外にある物を感じるところに じんとした



yt@yt2026年4月15日読み終わった「父親のことを母に直接訊けなかったのは、自分でもうすうす、何か事実があるに違いないと気づいていたからなんじゃないかという納得の気持ちだった」(p23) 過去の偉大な楽曲がネットで全部聴ける時代に、何を新しくうたう必要があるのか。 「教えてもらったのにね、やっちゃったよ私」(p108) これでいいんだと思った。 やっちゃっても前には進んでる。 「ラブソングはたくさんうたえるようになったけど、本当には何も知らない」(p122) 音楽は無くならないんだなと思った。 Yeah!って言えー!









傘野@amemoyou08312026年4月15日読み終わったネタバレあり角田光代作品はこれまで何度か読んできたのだけれど、そのつど自分の好みとはちょっと違うなあ…と思っていたのだけれど、これは面白かった。登場人物や構成もシンプルで、基本的にいいひとたち(くすかの両親からのネグレクトはあるけれど…)で構成されているからかもしれない。 個人的にはくすかが時生の両親と関係を絶ってしまい、葬儀の手紙すら開封しなかったことについて「自分がひどいことを言ってしまいそうだから」という述懐があまり腑に落ちなかったのだけれど、両親に愛された経験のなさによるものとして考えれば良いのかもしれない。思えば彼女の、人間関係が一度破綻して修復された例は時生しかなかったわけで。 新がバンドを再開することになったけれど、別に新はバンドで有名になりたい訳でもないし、趣味として続けていきたいというのでもなくて、そのあたりの微妙な感情のニュアンスの描き方がわりとしっくりくる感じだった。「部活や趣味に本気」→「青春」みたいな構図ではないというか。『違国日記』の朝の軽音部での活動に近いものがあるなと思ったりした。



結@yi_books2026年4月11日読み終わった音楽によって、世界が色付いた経験が確かにある。 音楽によって、1人じゃないと思えた瞬間が確かにある。 音楽によって、人生が重なった友人が確かにいる。 私にも、音楽に救われた日々が確かにある。 音楽を軸に紡がれる愛情の物語だと思った。とても良かった。







カミーノアン@kaminoan36992026年3月14日読み終わったまた読みたい感想読書日記角田光代物語を読み進めるうちに、続く日常は決して当たり前ではないのだと痛感した。新は、父を巡る出来事を通して、日々の時間がいかに脆く儚いものかに気づき、静かな衝撃に包まれる。同時に、匠人がどんな思いで自分に寄り添っていたのかを、父の姿を重ねるようにして少しずつ理解していく。 文化祭のバンド活動も、やがてそれぞれの人生へと散っていく一瞬のきらめきにすぎない。「みんないつか、それぞれの河を渡るのだ」という言葉の通り、若い時間は確かに終わっていく。それでも、その瞬間に交わされた想いや音は、静かに息づき続ける。 終盤、新がまだ出会っていない頃の両親を思い浮かべながら歌う場面は、過去と現在、そして存在しえた未来がひととき重なり合うようで胸を締めつけられる。時の流れの優しさと残酷さが交錯する、美しいラストだと思った。 また、音楽がもたらす感覚の描写も印象的だ。演奏のなかで世界が色を変え、自分が少しずつ成長していくような感覚。初めてスタジオで音を出したときの、あの高揚と一体感がよみがえる。 さらに、くすかが音に満たされ「なんでもできる気がする」と感じる場面には、初めてライブに身を委ねたときの全能感が重なった。ロックの力がこれほど率直かつ鮮やかに描かれた作品は、そう多くないだろう。









- メルキー@dogandbook2026年3月13日読み終わった小説こんな話に胸打たれる感性がまだ私には残っていたんだな。 一番新しい輪郭がはっきり見え出した経験は、人生に意味なんてない、という言葉を聞いた時だけど、両立するかな。 劣等感を覚える相手の二人にもそれぞれくらいかものはあふのだろうけど、そこを主題とした話を書かないのが良かった。それを書いてしまったら、人は誰にでもその人の地獄があるんだよという説教じみたものになってしまう気もする。




月書房@sunnytree03832026年3月7日読み終わった歌詞は文章で伝えられても、リズムや音の高低までは伝わらない。読み終えて、それももっと知りたい、教えてー、と思った。生まれの違いやどうしようない劣等感を超えて繋がりを感じさせてくれるのが芸術で、親子で対比になっているのがよかった。
花蝶@hana-choh2026年3月5日読みたい作者の角田光代さんが、『どんなにちっぽけな原因であれ、奈落の底に落とされた気分で、もうだめだと思いこみ、起き上がることすらおっくうなとき、あなたは何に救われてきましたか? 私たちを救ってくれるものはあると思います。そうしたものと出会うということは、けっして生きやすいとはいえないこの世界に、私たちだけの居場所を作るようなことなのだと思います』とおっしゃっています。そんな物語です。 ちなみにわたしは音楽です。





7@hi_na2026年3月1日読み終わった音楽によって今まで見てきた世界が変わった、色付いた経験が自分にもあって、なんだかその頃のことを思い出してしまった。 縋るように聴いてたなぁ。 あらた君に匠人と陽菜がいてよかった。 くすかさんが庭田さんと再会できたことも。

mo@utakataroro2026年3月1日読み終わった「こんなの、なんでもないことじゃん。こんなこと何度でもあるって。こんなことがあるたびに、生きててよかった、よかったって言ってたら、もっともっとすごいことがあったときに、よかったが満杯になって死んじゃうよってこと」とおもしろくなさそうに言う。 「え、何それ、今の、ちょっとよくわかんない、どういうこと?」くすかが訊くと、「だーかーらー、終わった今日よりもっとたのしいことが、明日からだってずっとあるってこと!」となぜか怒ったように言い、くすかの背中を思い切り叩いた。 ――(角田光代 著『明日、あたらしい歌をうたう』,P86)
文音こずむ@ayanekozumu2026年2月27日読み終わった作中に出てくる曲はモデルがあるのだろうか。曲を1から考えたのだとしたら角田さんは凄いな そして私は音楽をやっているけれど作中のように曲を感じたことがなく、角田さんの表現力の豊かさに脱帽。人生がとても楽しそう 少し文字も大きめで読みやすく、表紙のように鮮やかな小説だった

河本理絵@rienbooow2026年1月30日読み終わったプルーフをいただきました。 あらた少年の瑞々しい成長物語。 それぞれの河を渡るとは子どもが大人になるということなのだろうか。 決して戻ることはできない子ども時代と今を生きている大人になった自分とこれから先の未来まで音楽はずっと繋がっている。そう考えると「明日、あたらしい歌をうたう」というのは強い意志と希望のある言葉だと思った。














































































