ヒナパパ
@hinapapa
2025年3月25日

カフネ
阿部暁子
読み終わった
カフネ 阿部暁子
スレッズの熱量的に本屋大賞はこの本じゃないかなと思って、読み終えてこの本が大賞ではなかろうかと思う内容だった。
幸せのロールモデルを失った現代で生きづらさを抱えている人達が登場する物語であったけど、漫画家の編集者曰く、漫画は書き手の書きたいものを書き続けるだけでなく読者の求めている物語に変容しなければならないという。
小説がその考えと同じであるかどうかはわからないけれども、読み手の多くの人の心に刺さる物語はきっと読者の求めた物語で、読者の言語化出来ていなかった感情の代弁者であると思う。読者の或いは、現代社会の憂いを、寄り添いを、共感を示してくれている物語だと感じた。




