かたぎり
@katagiri888
2026年6月25日
死にがいを求めて生きているの
朝井リョウ
読み終わった
とても良かった、自分の中の苦しみの正体を綺麗に描いてくれていた
人間はストーリー理解する生き物であるとラジオで聞いた
人類が生まれて平和な時代は長く続かない
人類のほとんどが平和を望んでいるはずなのに、なぜ?どうして?
人間はそこに名前をつけて、カテゴライズして、理由づけしたがる
そうしなければ理解できないから、そうやって噛み砕いて細かくして飲み込まないと脳に吸収されないから
脳に吸収するために生んだカテゴリは区別から差別へと変わって、平和を求める為の理解は対立を生む手段となってしまった
目的と手段が逆になる、本当によくあることだと思う
でもどちらが先かなんて気にしているのは人間だけかもしれない、動物はきっとどちらが先か考えていない
もしかしたら目的も手段も順番なんてどっちでも良いのかもしれない
そういうの全部取っ払ってただある現象を「そういうものだから」で受け止められればどれだけ良いか
それができない私にとって、この本はとても刺さった
死にがいを求めて生きているの、というタイトルはすごく洗練された言葉だと思う
この言葉を、この本を、噛み砕いて細かくして飲み込んで体の一部として取り込んでおきたいと心の底から思った一冊だった

