パン·オ·ショコラ "あのころの僕は" 2026年6月25日

あのころの僕は
"あのころの僕"の目線で進んでいく物語。母親を失くした子どもの物語だが、幼い子どもの豊かさが感じられ、文章も美しく読みやすい。"僕"の通う幼稚園に転入生としてやって来た"さりかちゃん"との日々は、かけがえのないものだったろう。ゲームが出てくる場面は『トゥモロー·アンド·トゥモロー·アンド·トゥモロー』を思い出し、切なくなった。 父との旅行での話は、言葉にできない何か大切なものが詰まっている気がして好きだ。あと、ゾウのおばあちゃんも好き。 『世界にかけられたリボンが解かれ、包装紙がはがされて、そうして蓋が開くのを箱のなかからみつめるようなこの景色を、僕は知っていた。』
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