彼らは読みつづけた "祈りからさらに遠い町" 2026年6月25日

祈りからさらに遠い町
*本の中の読書* 《「いらっしゃい。ひと箱買っていきな」 声にびくりと肩をすくめ、メイはバッグを腹に抱き寄せた。きょろきょろと声の主を探す。まるでチィメイの振る舞いみたいだ。 「おや、これは失礼。常連客が来たのかと思ったもんで」 レジカウンターの向こうで本を読んでいた人物が、小さな眼鏡をずらして額のしわを持ち上げた。》 — 日向理恵子著『祈りからさらに遠い町』(2025年9月Kindle版、PHP研究所)
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