よもぎ餅の本棚 "その本はまだルリユールされて..." 2026年6月24日

その本はまだルリユールされていない
優しくて温かい、本を愛する人たちの物語。 夢を諦めるか続けるかで揺れる主人公。思い出の扉の向こうにいた大切な友人。ある悩みを抱え、外へ出られなくなった製本家。 それぞれが抱える迷いや痛みに寄り添いながら、人と人との繋がりや絆、前を向こうとする強さが丁寧に描かれていました。 見返りを求めない優しさや愛情が物語のあちこちに散りばめられていて、読んでいるだけで心がふっと軽くなるような一冊。 もし私が自分の手で製本するなら、どんな物語を綴るだろう――そんなことも考えさせられました。 菫色の装丁も美しく、物語の雰囲気にぴったり。スピンまで含めて、とても素敵な一冊。
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