maki "光のとこにいてね" 2026年6月26日

maki
@makimaki
2026年6月26日
光のとこにいてね
千早茜の「ひきなみ」を思い出した。こちらの方がもうちょっと色々ボリューミー 情景の描写がすばらしく、景色に心情が溶け込んでる。子ども特有の正体のはっきりしない不安、思春期の清潔な瑞々しさ。どれも真っ只中にいるときは、表現する言葉を持っていない。でも大人になって言葉はあっても、感覚が麻痺してる。作者は感性だけタイムトリップできる特別な体質なんだろうか。そして本当に人をよく見てる。どんな眼差しなんだろう。 主人公たちのような状況は、私も実際に近くで見聞きしている。キャラクターも、キャラクターの行動もリアル。ただ物語の展開はとても物語りチック。だからキツイ話が読後爽やかな物語りになるのかもしれない。ドロドロした話もあるのに、青春映画を見終わったような爽快感がある。リアル・ファンタジーとでも呼びたい。すごい技量の作家。他も読みたい。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved