
鬱文
@utsuvun_lf
2026年6月26日
ペスト
カミュ,
三野博司
読んでる
p.157
それにたいしてランベールは、だからといって自分の議論の根拠は揺るがないと答えることができた。すると返ってきた答えは、そんなことをすれば、前例と呼ばれているおぞましいものを作ってしまう危険があり、特別な優遇を認めない行政の堅固な基本が揺らいでしまうというものだった。・・・彼らと並んで、こんなことは長くは続かないと陳情者たちに請け合う、口のうまい者たちもいた。彼らは、決定を求められるときには助言を惜しまず、これはただ一時的な尼介ごとなのだと決めつけて、ランベールを慰めるのだった。
p.159 ~ p.160
災害がもっともひどいときでも、役所は業務を続けることができ、そして役所はそうした業務のために存在するというそれだけの理由で、しばしば幹部も知らないままに、旧態依然としたやり方を踏襲するのである。

