
い。
@hon_i_read
2026年6月26日
荒野のおおかみ
ヘルマン・ヘッセ,
高橋健二
読み終わった
孤独な知識人自称「荒野のおおかみ」である主人公ハラーが、ヘルミーネという女性に導かれて俗世の楽しさと馴染めなさを知り、やがて悪夢のような魔術劇場へといざなわれていく
この小説は、知識人や教養人の苦悩や、世俗とのギャップが描かれ、どう対処すべきか、或いはどう折り合いをつけるべきか、という話としてももちろん読めるのだけれど、そんなことよりも圧倒的に出来事が面白く、その力強さに圧倒された
小説が内省的な思弁小説から世俗的な物語に変わり、更には幻想文学のように変貌していくし、後半に現れるパーティーシーンの熱量は本当に素晴らしかった
なぜ今まで読んでいなかったのか悔しいくらいいい小説でした
何度も読み返すと思います


