
jaguchi
@jaguchi87
2026年6月26日
無数の言語、無数の世界
ケイレブ・エヴェレット,
大久保彩
読み終わった
WEIRD社会の言語を基盤にして組み立てられた言語学はかつて世界の言語の多様性を軽視する傾向にあったようだ。非WEIRD社会の言語の研究が進み、再帰(リカージョン)など、言語には普遍的な特性があるという学説は見直されつつある。
自分の興味の傾向から少数言語についての本を読むことが多いけど、言語の多様性を維持することは喫緊の課題であると、どの本を読んでも感じる。私たちのものの見方は自分の話す言語に影響を受け、また言語は、話者のいる環境に大きな影響を受けている。
・左から右に書き進める言語の読者は、ペンなどのモノを配置して複数の時点を表す際、左から右に並べる傾向がある。(……)アラビア語やヘブライ語のように右から左に書き進める言語の読者は(……)正反対の並べ方をする場合が多い。p.31
・アイマラ語では、未来が前にあるとは考えない。むしろ、未来は自分の背後にあり、過去が自分の前にあるとされる。p.38
・彼は、ペルーで話されているヤグア語では、パイナップルは岩などと同じ無生物として分類されるのに対し、他の植物は生物として分類されるという例を挙げている。p.104
・「乳房」を表す語は [m] の音を含む場合が多いが、これは赤ちゃんが乳を吸うときによく出る音である。p.230





