
白玉庵
@shfttg
2026年6月26日
戦争みたいな味がする
グレイス・M・チョー,
石山徳子
読み終わった
女性として、在日朝鮮人として、洋公主として、アジア系移民として、統合失調症患者として、ずっと周縁化され続けた母親の人生を、白人とアジア人のミックスであり社会学者である娘が、「食」をキーとしながら書く。
朝鮮の現代史そのものであり、移民史であり、女性史である。常に権力勾配の下位に置かれ、自民族の料理をこっそり隠れて食べなければいけないような状況にあっても、こどもが教育によってゲームチェンジができるよう努力を続けた人。最終章で娘を通して料理を、食を彼女が僅かでも取り戻せたのは救いだった。
Sanaeさんの投稿を読んで思ったが、これは二人の女性の恨をそれぞれの勇気がほぐしていく物語なのかもしれない。
複雑な愛情を持ちながらエモーショナルにならず正直な文章が非常に読みやすい。日本の植民地化から70年代までの朝鮮史は理解していることが前提にあるので、あまり知らないならwikiでざっと読んで頭に入れておいたほうがいいかも。名前だけポンと書かれてどんなものかわからない朝鮮料理はググりながら読みました。









