宇津木健太郎 "ハーモニー新版" 2026年6月26日

ハーモニー新版
『虐殺器官』より平易な文体だがよりエンタメとして洗練され、常人が持ちうる発想と観念の更に一歩先へ踏み込んだ作風はより熟している。 テーマ性は、寧ろ今だからこそ読むべき1冊だと思わせるくらいで、そういう意味で本当に10年、世に出るのが早かった。 作者の境遇を知った上で本作を読むと、同氏には自分の内世界と未来に何が見えていたのだろうと思慮せざるを得ない。 惜しい人を亡くした。
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