ハーモニー新版
62件の記録
あきば/読書好き芸人@akbchof2025年9月29日読み終わった作家さんと先輩に同時に薦められて手に取った本。伊藤計劃さんの本は初。 SF作品はある種のif話で読者に投げかける、「もしもこうだったら〜どうする?」といった種類の話が多いと思うけど、まさにそのど真ん中。 究極の平和とは?というのが主題だと受け取ったけれど、この結末をハッピーエンドと捉えるか、そうじゃないかはかなりグッとくるポイントな気がする。小説的な書き方の遊び自体もおもしろい。 あらすじをバクっと読んでから、世界観を知ってから読んだ方がハマれるかもなと思います。 トロッコ問題に通ずるよなぁ。この話って。

五月晴@satsukibare2025年7月21日読み終わった昨年読んだ『虐殺器官』に比べるとだいぶ読みやすかった。 ユートピアとディストピアは紙一重だといろいろな小説で触れてきたけれど、今作でもまさにそうだと思う。 「わたし」が消滅していくラストの描き方はとても怖くて、個人的には死に近いと感じた。これはメリーバッドエンドかな。
藤間あわい@awai_moji2025年6月20日読み終わったかつて読んだ映画のキャストに釣られてハーモニーを初めて読んだ中学生のころの記憶は朧げで、失礼にもSFの中では読みやすい文章だなと思ったこととミァハの悲惨な過去が脳裏にあった。あと、「良いものを読んだ」という感動も。 大人になった今読み返して、伊藤計劃さんの書くことを、考えることを諦めなかった文章に励まされた。伊藤計劃さんの小説は読む上でたくさん考えることを要求されるけれど、同時に考えられることへの喜びのようなものも教えてくれるような気がする。 章末の一人称のお話も好きだ。一人称についての部分は、私が小説を書く上での指標にもなっている。 気軽には読めない作品だが、またいつか必ず読み返したい、そう思った。
時雨崎@rainstormbook992025年3月9日かつて読んだ完璧な社会福祉って完璧な管理社会じゃんね。じゃあ自由に負の感情を抱けることは幸福なのか、苦しみの無い不自由は不幸なのか?物語はある種の究極のところに至るけれどそれをどう受け止めたらいいのか未だに分からない。
夏しい子@natusiiko2025年3月8日かつて読んだ最初は世界観等についていくのが難しかったけれど、途中からかなり面白くなってきた。 再読したいタイプの小説だった。 私などは女だから、ミァハが男性やロシア人集中で事を起こせば良かったんじゃないかなどど思ってしまった。 そうしなかったのは「復讐」では無かったからなんだろう。
月下の医師@rinrin-11022024年10月9日読み終わったSFマガジンの国内オールタイムベスト長編部門で2014、2025と1位を連覇した小説。 早世した作者の遺作。近未来SF。体内を常時監視する医療技術により病気がほぼ消失した健全で優しい医療福祉厚生社会。自殺なんてもってのほか。そんな中、突然世界中で自害事件が多発する…。 正直過大評価感は否めないが世間での評価は高いらしい。
きらた@kirata2023年3月9日読み終わったどこか冷たい肌触りを感じながら読み、読後はなんとも言い難い感情に 感情の波がおさまった後、冒頭に戻り、もう一度読み返してしまいました( ノ ꇴ ˋ͈)՞՞ アハアハ






















































