
星人
@churip_046
2026年6月26日
じっと手を見る
窪美澄
読み終わった
朝井リョウさんがおすすめとして紹介され気になった本。
全体的にハッピーな雰囲気ではなく、登場人物全員が自分の性質で苦しんでおり、薄暗い感じでした。
しかし、読み進めていくうちに主要人部のつきものが取れていくような感覚がありました。
東京の元デザイナー会社社長の宮澤さん視点の「柘榴のメルクマール」で、『僕はもう絶対に変わることなどないだろう、ということだけわかっている。』、『自分一人の世界でしか僕は生きられない。僕の理解者は僕しかいないのだ。』という文章がとても印象的でした。
自分がダメだと思う点はどうにかして直さないとという意識が私の中にあるのですが、この宮澤さんはそれを自分で諦めているように受容している点が、羨ましくもあり、それでいいのかと疑問を持ちました。
この本を通して、一緒にいたいという気持ちには幸せと苦しみがあると感じました。
一緒にいることで安心感がありますが、同様に相手や自分の重荷になってしまうことがあり、そのバランスが難しいと思いました。


