じっと手を見る (幻冬舎文庫)

21件の記録
- ロッタ@rotta_yomu2025年9月12日読み終わった窪美澄さんの「正しくない感情」がどうしようもなく好きだとおもった。やはり初期窪美澄は最高なんです!!! 薄暗く、じっとりとしたグレーの雲をずっと眺めているような小説。 執着と欠落。語られれば語られるほど、語り手の孤独は深まっていく。 不完全さ、みっともなさ、ずるさ、みにくさ、弱さ。そんなすべてを愛しくおもう。 YouTubeの「出版局」で朝井リョウが紹介していて読んでみた。その朝井リョウは文庫解説でこう書いている。 「見知ったハッピーエンドとは違う人生だって、きっと、愛することができる」 この言葉に尽きるのです。 それでもいいよ、わたしが欲しい言葉はそれだけなんだとあらためて。
- ロッタ@rotta_yomu2025年9月9日買った読み始めた朝井リョウ曰く、 「自分の弱さ、人生の苦さ、すべてが愛しくなる傑作小説」とのこと。 それは読まねばならない!と購入。 美しさと同じくらいの醜さがあるのが人間だよなあと思う。だから人間っておもしろい。そういうところを書き切る作家さんがわたしは好きで、窪さんはさすがです。
- F@piyo12002025年6月17日読み終わった後半の話がイマイチ頭に入ってこなかった。けど、雰囲気はだいすき!! 静かに人間関係を描く感じ。性的描写。恋愛小説好きだなあ、解説を読んでなるほど、となる部分多数。ただただ雰囲気を味わう楽しみ方をした。