
じょるじゅ。
@kameupaupa
2026年6月27日
あわいの力
安田登
読み終わった
@ 自宅
先日読んだ本にご登場されていた安田登さんの著書が気になり、桜木町にある「STORY STORY YOKOHAMA」で偶然見つけ、購入しました。
最初のページを開いてからもう、一気にワーッと拝読させていただきました…!
安田先生の濃ゆいご経験から語られる、「心」とは、「あわい」とは何なのかについて、ひとつひとつの言葉が、胸に響きました。
文字は次の世代へ知識や歴史を継承していくために大事なものです。ただ、「文字」にしてしまった、「言葉」にしてしまったからこそ、存在するようになってしまったものは少なくないのではないでしょうか。
確かに今の時代、曖昧を嫌うというか、何もかもはっきりしなければならないという傾向が強いように感じます。自然科学至上主義というか、感覚的なもの、抽象的なものは排除されていっているのかも知れません。
(科学者ではないのであくまで推測なのですが、実際の科学の世界は「こうなんじゃないか?」という想像力が重要な気がします。やれエビデンスだなんだと目に見えるものを求めるのは、そういった業種から離れた人たちだったりするような…?)
また、古来の日本の感覚はどことなくスピノザやウィトゲンシュタインに近いところがあるのかもしれないな、と思いました(哲学初心者の感想なので、的外れかもしれません)。
そして余談ですが、私も以前、誰もいない山の中で足を滑らせたことがありました。ひっくり返ったはずみで見上げた先は、何十メートルもあるんじゃないかと思うくらい高い木々で囲まれ、その生い茂る葉の隙間から優しく陽が差し込んでいて、「ああ、死ぬなら今がいいな」とぼんやり思いました。あの瞬間が、「死」というものを明確に意識した瞬間でもあり、私にとっては自分の体を媒介し、自然と一体になった瞬間だったように思います。